今までコケ取り生体として2種類の生体をご紹介してきましたが
かの毛利元就も説いてます。
saidよ3本じゃなくちゃダメなんだよ。
3本じゃないと折れちゃうんだよと。
まあそういったところで第3の生体、ヒメタニシを投入していこうと思います。
ヒメタニシ投入の決め手
コケ取り生体の貝ってかなりの種類があります。
でヒメタニシに決めた要因としては
・卵では無く卵胎生で増える。
・見た目
・濾過摂食
まあざっとこんなものでしょうか。
いちぶ他の貝は爆殖するとか卵の問題とかありますが、ヒメタニシは卵胎生といって卵ではなく、稚魚では無いですが幼生で誕生してきます。
そういったところを総合的に判断してヒメタニシに決めました。
一応今回は繁殖も見込まれる3体の投入にしました。
ヒメタニシの起き上がり方
基本的に1枚貝ってフタが出来るんですが、ひっくり返った場合そこからどうやって体制を整えるのか水槽投入から観察しておりましたのでご覧ください。
水槽投入時手前の2匹は開口部が下に着地したんですが、奥の一匹は逆に着地。
ここからどうやってひっくり返るのか見ていきます。
フタ、シールド部分がいわゆる足の部分の側面に付いてるんですね。
でその足の部分は蓋を閉めている時は二つ折りになって格納してる。
移動する時は足を展開してグワーンと身を乗り出して接地面に吸いつきパワープレイで貝(本体)を引き起こします。
写真では一回で成功したかに見えますが、実は一回目は足の接地面に砂が大量に引っ付いて失敗されてます。
まあこのようにひっくり返っても自分で復旧できます。
一部イシマキ貝とかは復帰できずそのまま死んでしまうという生体もいます。
結構移動スピードは侮れない
動きは魚と比べたら当然スローモーで動いているのか分からない位ですが、意外とこれはこれで侮れない部分も。
投入してから多分10分も経ってないと思うんですが、上記の奥の一匹が復旧動作を行ってる感、仲間の2匹はそれを横目にそれぞれの目的地へ。
文字通り目を離したすきに結構な距離を移動しています。
先住の先輩たちの手荒な歓迎。
これ以上追求される事は無かったです。
肝心のコケ取り能力は?
肝心かなめのコケ取り能力ですがこれもコケの種類によるところが大きいと思うんですが、私の環境下で発生した流木にまとわりついた糸状のコケの処理はおそらく彼らヒメタニシが一番処理してくれたと思います。
構造上スクレーパーのように接地面からスパッと剥がして取るみたいな感じでしょうか。
非常に頼もしい。
お互いの仕事がかぶっているいわば同僚みたいな二匹。
ガンガンコケを処理してくれています。
神出鬼没
水替えをし終わってふと目に留まったのが
君どこにおんねんwww
外掛けフィルターの自作ルーバーのプラバンのヘリに引っ付いてる。
側面から地続きなので上がってこようと思えばあがってこれるけれども、どうしてここにこようとおもったかは謎。
ただ思うんですが、彼らは当ても無く移動している訳ではなくて何らかの臭いかなにかは分かりませんが、エサの目的地みたいのが分かっているような気がします。
実際いちど綺麗にしたガラス面にはもう寄り付かず他のエサがあると思われるエリアをウロウロしてます。
この何日間で流木に付いたコケは彼らの働きにより一掃されました。
ホント凄いわ。
見た感じ多分オトシンもかじってくれたと思うのですが、ほとんどタニシの功績のような気がします。
たぶん。
注意点
ただ欠点とまでは言わないまでも、彼らの注意点としてはフンが凄い事。
ヤマトかヒメタニシどちらかかはわからないですが、相当フンをします。
反対に魚のフンはバクテリアが活性状態なのか、ほとんど見ないです・・・
まあフンに関しては働いた代償なのでそれだけ活躍してくれている証という事で。