製作途中にパーツを紛失してしまったアクシデントを越えてなんとか完成したガンダムエアリアル。
今回は簡単にエアリアルの製作記録を振り返ってみたいと思います。
痛恨のパーツ紛失
塗装フェーズが完了し、組み立てを行ってスミイレ、デカールフェーズに移行しようとしていた矢先に悲劇が発覚。
腕の上腕と下腕を結ぶ肘パーツC-4というパーツがどこを探しても見当たりません。
パーツの紛失をしないよう自分なりに対策してきただけにかなりキツかったです。
しかもそれほど小さくもないパーツでそれなりに発見しやすいと思われる大きさのものが紛失するという精神的ダメージがけっこう大きかったです。
2つのエアリアル
検討した結果キットをもう一つ手に入れる事にしました。
C4パーツはそれほど複雑な形はしていなく、二本の軸が備わったパーツです。
しかし肘という関節内なので当然他のパーツにくらべ負荷が掛かります。
今回あらためてキットをもう一つ手に入れたのは材料費と工具もろもろ足していくと結局キットを一つ買った方が安上がりくらいのコストになってしまったのでキットを手に入れる事にしました。
ちなみに今回からパーツの紛失等の部品取りよせに関してはWEB部品通販というシステムにかわり手続きするようになったんですがC4パーツの在庫はありませんでした。
高い勉強代になりました;
同キットが2セットあるという事
もうひとつキットを手に入れると決めた時には単にC4パーツだけが欲しかったのですがよくよく考えてみると他のパーツももれなく当たり前ですが付いてくるので欲がでました。
つまり2キット-C4という状態なので武装も2セット、盾も2セットという状態だったのでせっかくだったので災い転じて福となす、ダブルエスカッション(盾のこと)化してみることに。
ただここでちょっとした問題が。
当然最初のキット時には2セット作るという事なんて想定していなかったという点
ライフルのほうはそれほど手間が掛かって無いのですが、エスカッシャンのほうは多層塗分けデカールと手間が掛かっています。
そしてデカールもその部分のは使い果たしてしまったという悲しい事実。
仕方が無いのでまったく同じという訳にはいかないですが似ている物を選んで貼りました。
エスカッシャンだけで6種類の塗料を使用しています。
カラーレシピを記録していなかった事もあって古い記憶をたどり何とか同じパーツを複製というか同じふうに作る事が出来ました。
ホワイトはパールカラー、ブルーはキャンディーとしてますので手間がかかります。
ようやく何カ月ぶりかの完成形。
一時はどうなるかとおもったけど何とか完成できてうれしい。
あとはスミイレをしてワックスかけて完成です。
ルブリスとエアリアル
水星キットでは初めてとなるルブリスと比較。
現在のアニメにおいてもその関係性は明らかとなってはいませんが、何らかの関係はあるとみていいくらいそっくりです。
ただし背面のバックパックは両機とも大幅に異なります。
エアリアルダブルエスカッシャン
エスカッシャンは特に何もしなくても同時に両腕に装着可能です。
前腕の側面に接続穴があるのでポーズをとるとき自然な形にできます。
キット全体の総括としては
- ふともも裏中心に合わせ目がでる。
- 股関節のスイング方向の可動域がせまく、フロントアーマーと干渉してる。
- 足を左右に振る事が出来ないのでポージングに支障がでる。
- 脚部バーニアスリットの色分けがされていない。
こうしてみるとルブリスより後からでたのにも関わらず、それなりの問題を抱えたキットになってしまいました。
特に下半身まわりを中心にツメが甘い印象です。
全体のバランスはモダンな感じでいいんじゃないんでしょうか。
個人的には好みです。
カラーレシピ
最後にカラーレシピですがパーツ紛失時までのレシピを忘れかけて復元が危ぶまれましたがなんとかリカバーできたので改めて記録しておきたいと思います。
ラッカーは全てクレオス製、サフレス、エナメルはタミヤです。
ホワイト:GX1クールホワイト→XC05サファイアブルー
ブルー1(濃い方メイン):GX207メタルバイオレット→50クリアブルー
ブルー2(薄い方サブ):GX204メタルブルー→50クリアブルー
キット黄色部:GX210ブルーゴールド
黒部:40ジャーマングレー
クリア:GX112スーパークリアⅢUVカットつやあり、46クリアー光沢
スミイレ:XF66ライトグレイ、XF24ダークグレイ、XF1フラットブラック、X31チタンゴールド
パール塗装はベギルベウ、キャンディー塗装はグレイズ依頼ですが両方取り入れたのは今回が初めてかもしれない。
やはりガンダムの主役機とあってスペシャルな感じにしたかったのでデラックス感あふれる塗装にしてみました。
ただ水星キットを全体通して振り返って見ると最新のシステムでありながら、それなりに問題がある部分もちらほら見られ手放しに褒められない状況ではあります。
あとは1/144のHGシリーズだけでなくRE100のようなHGの1/100シリーズで出して欲しい気持ちはあります。
結局MGの内部フレーム、機構とかって作りてとしては大きな負担だと思うんですよ。
本来ありもしない見た事も無い機会の内側なんて誰も設計出来ないはずです。
だったらその部分をオミットするのもひとつの手かもしれません。
そんな訳で今回のエアリアルは七転八倒でしたが全体を通じて楽しめた事は確かです。
それではまた水星キットでお会いしましょう。