前回はおおまかにコンプレッサー環境の開封まで紹介しましたが、今回はその後の配管、取り回しについてのお話になります。
この記事で少しでも配管について興味を持っていただければ記事を作成した冥利に尽きます。
手元アクセス・モニターがテーマ
今回のコンプレッサー周りの配管を行うにあたってはアタマの中で、図面を描き必要な継手関係を思い浮かべました。
今回のコンセプトは、作業を行う手元に情報及び操作部を設ける事です。
買った状態のコンプレッサーはご覧のように
圧力計がコンプレッサーに付いていて私の設置環境では、非常に見え辛い位置となります。
そこで元から付いている計器関係を取っ払い、刷新する事に。
総額10,000円越え!!何にそんなに掛かった?!
かるく頭の中のメモを整理し、少しでも安い方法、手段を選びつつ買い物かごに選定していきました。
これだけ買って支払総額10,000円越え・・・
(圧力計は含まれておりません)
単品で飛びぬけて高い品物の記憶が無いのですがなにが高かったのか。
自分の感覚ではそんなに行って無いと思ってたのにビックリですわ・・・
それでもこれだけ材料を買ったのだからしくじる事なんてできない!
少々配管のお勉強をしましょう
いきなり材料の紹介をしましたが、ここで少し配管のお勉強を致しましょう。
だいたいこれらが一般的なホームセンターで売られている配管サイズです。
ミリサイズとインチサイズ
上に記されているのがA呼称と呼ばれるミリサイズ表記。
下に1/4~と記されているのがB呼称と呼ばれるインチ表記。
インチ表記の1だと1インチ。
1インチ25ミリ程度なので25Aとなりますね。
1/4とか3/8は1インチを8等分したもの。
通称で云うと8分の分子を言います。
例えば1/8だと1部(イチブ)
しかしわかりづらいのがここからで、1/8はわかります。
しかし順番が
1/8 1/4 3/8 1/2 3/4 と
サイズが上がるにつれ分母が安定しませんw
これはそういうものだと割り切って覚えるしかないですね。
さらにネジの規格も違う
お次はネジの種類です。
ネジが平行に切られているストレートねじと奥に行くほど狭くなるテーパーねじの2種類が存在しています。
これについては組み合わせが決まっていますので注意が必要です。
今回はキチンとおねじRとめねじRcで揃えております。
さぁ配管だ
ごちゃごちゃしてて分かり辛いですが手元コンソールをこうしました。
左側が圧力計で、タンク内の圧力を示す圧力計です。
この圧力計は3/8の接続口なので3/8から1/4(8A)にサイズダウンして接続してます。
右側がフィルターレギュレーターでタンクから来た配管が右側からレギュレーターに入り、左側に設定圧力を行った圧縮空気を送ります。
出口以降チーズと言われる分岐接手で2方向に空気の取り出しを分けてます。
一方はエアブラシ用のラインで1/8にサイズを落とし、ドレンキャッチャー経由でエアブラシへ。
もう一方は1/4ワンタッチカプラ系統です。
これについては後述します。
コンプレッサー側の出力部分。
どちらも取り出し口は一緒で内部で分岐されています。
今回ホースへの接続は全てホースニップル、通称タケノコを使用してます。
取り外す懸念が無い事や安価である事が理由です。
使用したエアホース6.5×10 15K
メーター量り売りされてたやつです。
コレの読み方はホース内径が6.5ミリ、外形が10ミリで耐用圧力が1.5Mpaという意味。
ホースとニップルの組み合わせがわからん!
ホースは売ってるんです。
ホースニップルも売ってる。
ただその組み合わせがどこにも書いていないという・・・
なんて不親切な・・・
結局ホースニップルΦ7と上記ホース内径6.5㍉の組み合わせにしました。
釈然としないですがね。
エアダスターに憧れてた
このコンプレッサーにした理由のひとつにエアダスターが使いたかったというのがあります。
取り出し口はレギュレーターを出てチーズでカプラのラインです。
レギュレーターを通っているので水分も除去されたクリーンなエアなので、文字通りエアダスターとして使えます。
ワンタッチカプラのメス部分。
エアブラシより口径が大きい為遥かに強力なエアフローをしてくれます。
エアダスターの良いところは使って分かったんですが、最後タンク内のエアーを抜くときエアダスターだと素早くタンク内圧力を消費することが出来るというところです。
ドレンバルブでイチイチ抜かなくても、ダスターで抜くことが出来るのでセーフティーにタンクをカラにすることが出来ます。
ワンタッチカプラはオスとメスがあり、ホースの片方にオス、もう反対側にはメスカプラを取り付けて延長ホースの役割に。
カプラの取付はナットで締め込んでいくだけで簡単接続。
以上コンプレッサーまわりの配管取り回し編でした。
次回は実際にこのコンプレッサーの実力を探っていきたいと思います。