被写体にぐーっと近づけるマクロエクステンションチューブ
マクロエクステンションチューブというものを購入しました。
現在XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZという標準ズームを使用しておりますが
このレンズ広角側は相当寄れるんだけど、望遠側が以外に寄れない。
というより広角側が寄れすぎるから望遠側が寄れないというイメージが強いかも。
といった部分からレンズを買わずして何とかする手立てはないものか考えた。
そこで見つかったのがマクロエクステンションチューブという訳です。
このアイテムはレンズの焦点距離は変えずに最大撮影倍率を増大させるというミラクルアイテム。
つまりフツーのレンズが疑似マクロレンズに早変わりするというシロモノ。
でホントは純正の
11㎜のこいつか
16㎜のこちら、どちらにしようか思案しておりました。
気になるのが価格。
構造的にはマクロエクステンションチューブは単なる筒でレンズの通信線の延長線が仕込まれているだけ。
といったら怒られますが、レンズよりも遥かに単純な構造。
なんだけれども妙に高い値段で注文に躊躇しておりました。
でその後調べるうちサードパーティー製でよさげなのを発見したのです。
コムライトCM-MET-FX
それがこのコムライトのCM-MET-FXというマクロエクステンションチューブです。
なんと10㎜と16㎜のチューブが二つ入って5000円を切るプライス。
純正1本で7000円を超える値段ですからコスパは比べようもありません。
まあ調べると他社品でそこそこリリースされているようですが今回はコムライト製のこの商品を使用してみることに。
10㎜をレンズとカメラの間に取り付けるとこんな感じ。
10㎜のほうはいささか脱着が渋くて外すときにかなりの力がいるのが怖い。
マジで怖い。
16㎜を取り付けてみたところ。
16㎜のほうは10㎜よりも脱着はスムース。
16㎜は多少厚みが増えるから脱着しやすいけど10㎜のほうは薄いのでレンズリリースボタンが同じ位置にあるので外し辛い。
このマクロエクステンションチューブ冒頭で最大撮影倍率が増える(より大きく映せる)と述べましたが、世の中メリットがあればデメリットもある。
確かに最大撮影倍率は増えてより寄れる仕様になるのですが弊害として被写界深度が激浅くなる。
どういう事かと簡単に言うとカメラと被写体の距離がほぼ固定されてしまうという事。
そして元々このXC15-45㎜は広角が寄れる仕様なので、このチューブを取り付けると広角側は使えなくなってしまう。
ようは45㎜(35㎜換算68㎜)の疑似マクロレンズという訳ですね。
めちゃくちゃ撮影が楽しい
紹介したように最大撮影倍率を獲得するために、代償としてデメリットもある訳ですが
それを加味した上でも写真撮影が楽しいwww
望遠側でこんなに寄れるなんて感動です。
ちなみに純正のデータでいくとXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZの場合
広角:最大撮影倍率0.24倍 撮影距離130㎜
望遠:最大撮影倍率0.16倍 撮影距離350㎜
これが
11㎜チューブの場合(広角は撮影不可)※10㎜と11㎜(純正)の違いはあります。
望遠:最大撮影倍率0.42倍 撮影距離196㎜
16㎜チューブの場合
望遠:最大撮影倍率0.55倍 撮影距離179㎜
マクロレンズであるXF60mmF2.4 R Macroの標準の最大撮影倍率0.5倍を16㎜使用時超えることが出来るのです。
ちなみに撮影距離というのはカメラのセンサーから被写体までの距離であってなかなか分かりにくい指標ではありますがこれがレンズ先端から被写体までの距離だと
16㎜の場合だと83㎜まで近づいて撮影することが出来ます。
標準だと270㎜。
8センチの距離って、だいたい私のiPhone8の幅が7センチくらいなのでレンズと被写体の間スマホ1台分ですよ。
このXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZというレンズおそろしい可能性を秘めていると思います。
どこまでも寄れる感覚でいけます。
ガンプラ撮影と熱帯魚撮影両方に使えたらと思ったんですが、上述の被写界深度の問題でガンプラには使えそうもないですがお魚さん達にはガンガン使えそうです。