ドリフトラジコンをはじめました。
前回はじめたミニッツをある程度遊んでからと思っていたんですが、いろいろあって前倒しにすることにしました。
ひさびさの1/10スケールラジコン
まともな1/10スケールのラジコンとしてはかなり久々となります。
以前持っていたうっすらとした記憶を辿っていくと
・タミヤ ビッグウィッグ
・タミヤ マンタレイ
・タミヤ ツーリングカー
ホビーラジコンで言うとこれらがうっすらと記憶にありました。
今までの経験上ドリフトタイプのラジコンは前回手に入れたミニッツAWDタイプくらいしか無く、期待と不安で半々の挑戦となります。
昔と現在の違いは数あるんですが、私がやっていてなかったものがLiPoバッテリーの存在でしょうか。
ESCアンプはまだ高嶺の花といった感じでありました。
ブラシレスモーターも無かったかな。
プロポもAM/FM、PCMタイプのもので当然ディスプレイなんかも搭載されてませんでした。
そんな知識で現在の最新?装備を搭載したラジコンを始めてみようと思います。
確証が得られないパーツ選び
自ら組み立てるラジコンでパーツ選びを考えた時に一番困ったのが各パーツが合うのか、合わないのかという確証がとれないまま選んだこと。
まあおそらくラジコン用として販売してるんでしょうから問題なく搭載できるとは思うのですがこれがなかなかに難しい。
例えるなら自作PCをもっと分かりづらくした感じ。
そしてイチからホビーラジコンを始めようとするのに意外とすべてを網羅した情報が意外にネット上で少ないこと。
今まで何をやるにも自分で情報収集してきた部分からすると、情報が少ないのが何よりもキツい部分でした。
ヨコモのRD1.0(旧YD-2Z)を軸にパーツを選ぶ
前にドリフトラジコンを始めてみようと検討したヨコモのキットを今回も選ぶことにしました。
選んだ理由としてはドリフトラジコンでは一番有名なメーカーであるし、情報も沢山あることから始めやすいと考えたからです。
名称も変わってますが基本的には前モデルYD-2Zが踏襲されているようです。
キットの方はほかに評判の良いRaveDのRDXなんかを比較しましたが、アライメントが固定式というのが引っ掛かりRD1.0にしました。
キット選びのほうはそれほど選択肢が無く悩む部分は大して少なかったですね。
すんなりいったキットと対照的に一番頭を悩ませたのがラジコンの心臓部たる
ESCアンプとモーターでした。
ESCに関してはブースト、ターボと聞きなれない単語。
モーターに関してはターン数、進角等こちらも聞きなれない単語。
特にモーターは初心者は13.5Tまでにした方がよいとかいろいろな情報があふれていますが、結果的に今回選んだジーフォースのセットで今のところ満足しております。
昔のブラシモーターと違ってブラシレスモーターは10倍もする高価なもので、そうホイホイ買えるものでは無いので慎重に選びたいところですが、最悪プロポのアクセルエンドポイントで調整が出来るのでモーターが速い部分に関しては対応できるかなと考えておりました。
ドリフトラジコンを構成するパーツで一番しっくり来てないのがこのリポバッテリーです。
そもそも共通してなんだけど、どれもこれも説明書があまりにも不親切というか情報が少なすぎる。
このリポバッテリーもなんだけど、コネクターを刺すところが3箇所あるんだけど+端子と-端子、それに何も書かれていない真ん中にちっちゃく穴があってこれがバランス充電端子。
この端子の説明書が一切無い。
充電器にも確かなかったはず。
コネクターの数と色的にどこかに指すんだろうなとは思ってたんだけれども、少しは説明が欲しいところです。
過重電するな、過放電するな、耐火袋にいれて管理しろとリポバッテリーの管理は他の電池とは違って管理事項が桁違いに多いです。
にも拘わらずまともな充電方法が記載されてないとか一貫性に欠けるものがありますね。
バッテリーに限らず他の部分も説明が全然足りない。
書き忘れたんだけど例えばキットのRD1.0にしても、タイヤホイールが別売りなのはまだわかる。
じゃあどのサイズのタイヤ、ホイールを別途購入してくださいという指示が一切無いww
ホイルハブのサイズも記載されてないし、今度はホイール側の説明も無いという確証を得られない綱渡りの連続です。
こんな事言わなくても知ってるでしょっていう雰囲気がプンプンに漂うわけです。
でもさ今回私が選んだエントリーグレードってベテラン勢や古参の人達が求めるものでは無いわけでしょ。
むしろ登竜門として初めて手にする機会が多いわけで。
もう少しそういう初心者に向けて説明を詳しくするべきだとは思います。
サーボ選びもわからず仕舞い。
これくらいのサイズから選べっていうのも記載されてないので、とりあえず同じヨコモだったら大丈夫だべという感覚。
でサーボホーンの固定はサーボ付属のビスを使えという指示なんだけど、付属のだと短すぎる・・・
結局RD1.0のほうから使っていないそれと近いタッピングビスで止めたけど、ビスサイズも書かれてないし相変わらずモヤモヤします。
サーボそのものは安いながらも素晴らしいとは思いますけど。
受信機に関してはNB4を持っているので選択の余地は無くこちらに決まり。
バインドもバインドケーブル指すだけで簡単コネクト。
NB4とこのFGr4Sをバインドすると、受信機RX電圧もモニターできるようになります。
これはミニッツの時には見られなかった項目ですが、接続時にRX電圧が6.0Vと表示されてましてこれってヤバくない?
リポバッテリーの最低電圧って1セル3.1Vくらいつまり2セルで6.2Vなので最低電圧したまわってるやんけってビビッてすぐに充電しましたが・・・
よくよく考えればこの時点で受信機はバッテリーと直接接続されておりません。
ESCからのBECで供給を受けてるのでこの場合BEC電圧の6.0V前後が受信機に供給されているのでプロポに表示されていたのはあくまでもバッテリーの電圧では無くて、受信機に供給されている電圧が正解だと判明して納得しました。
それは良しとしてBEC電圧をモニターしていてもあまり意味がない、リポバッテリーそのものの電圧をモニターしないと効果的ではないといろいろ調べて(まあこれも確証をえられないままだけど)
この京商の電圧センサーを導入してみました。
3芯を受信機のiBusに接続して残りの2芯をバッテリーケーブルをバランス端子付きに変えたので、そこに接続するとなんとプロポ側に出力電圧=リポバッテリー電圧がリアルタイムで表示されるようになりました。
設定電圧でアラーム設定することも可能です。
がESC、ジーフォースのBLC90側の設定でリポカット、電圧カット機能があるので(デフォルトだと1S3.2V、2Sで6.4V)先にこの機能が働いて設定電圧をタッチするとラジコンが動かなくなります。
こんな感じで主要パーツをまとめてみました。
パーツ選びから組み立てまで、いま一つ確証を得られないまま進めましたが幸運なことにすべての動作は正常で問題なく組み立てることが出来ました。
ラジコン組立時の工程はとても楽しくて撮影するのも忘れるほど没頭しました。
しかしてその組立時の楽しさとは裏腹に現実問題として今回のドリフトラジコンを始めるにあたり、本体に関連する総額だけでもざっと15万以上かかっております。
当然これ以外にも工具や塗料、その他設備もかかってくるので初期のイニシャルコストとしてはかなり莫大な出費が必要です。
ていうかほぼエントリー構成でこれですからね。
上位モデルともなると・・・
ただ現時点で毎日このドリフトラジコンRD1.0で遊んでいるとその価値は十分にあると私は思います。
これからはその魅力も機会があればお伝えしていこうと思います。
それでは今回はこの辺で。