気が付けばアクアリムの前回の記事が1年以上も前の出来事。
最近だとアクアリウム事情も活発化してきていてアレいつやったっけかと過去を振り返る事もあります。
そういう意味ではこのブログの存在価値も非常に大きい訳で。
継続は力なりとは言ったもので、何年もアーカイブする事に意味があると思います。
その記録にとどめていく中で誰かの参考にでもなればコレ幸いといった感じです。
それでは前回2021年3月の記事あたりから現在まで振り返ってみたいと思います。
ディスカス遍歴~スーパーローズレッドディスカスの導入
前回の記事以降で生体の変化としては第4のディスカス、スーパーローズレッドディスカスの導入。
いままでのディスカス導入遍歴を振り返ってみたいと思います。
一番最初に導入したのがレッドロイヤルブルー
アクアリウム人生の中で初めて挑戦したディスカスがレッドロイヤルブルー。
今見返してみるとスーパーローズレッドとよく似てたなあ。
飼育難易度としては他の熱帯魚がほぼ手の掛からないレベルだとすると、著しく高かったと思う。
印象としては神経質でちょっとしたストレスですぐ拒食になってしまったりと。
この幼魚クラスで2,000円台と手を出しやすかったから挑戦してみた記憶。
2番目はピジョンブラッド
このピジョンブラッドと前述したレッドロイヤル、次のマリンブルーターコイズは同じ水槽で販売されていてプライスも一緒のお求めやすいエントリーディスカスといった具合で販売されていた。
結果的にこの3種類全てを導入した訳だけど、このピジョンブラッドは奇しくもその水槽の個体は売り切れてしまった矢先にピジョンブラッドのみ入荷したのでゲット。
この中で比較的大きい個体を入手しました。
これが幸か不幸か水槽内でのカーストはこの大きい個体が握っていたような気がします。
3番目はマリンブルーターコイズ
入手時期としてはピジョンブラッドと時同じくしてなんだけど、この3種類の中では一番小さかったマリンブルー。
その影響からかうまく育てる事ができませんでした。
ごめんよ。
このレッドロイヤル、ピジョンブラッド、マリンブルーターコイズの3種類が居た時が最もこの水槽がにぎやかだった時かもしれない。
そしてスーパーローズレッドを迎えて
個人的にはこのバンドの入った系統のディスカスが好みです。
しかしディスカスって目まぐるしく体色が変わります。
その時の調子であったり照明、底床の色であったりと。
なかなか発色が良い状態をキープし続けるのが難しい熱帯魚だと思います。
やっぱりこう見返してもディスカスってとても美しい魚です。
なんというか唯一無二なんですよね。
体型も成魚のまん丸よりも幼魚時代のおでこから口、あごにかけてカーブを描くラインがあった方がとても好みです。
今まで入手してきたディスカスは全て2000円台の一番安い価格帯のディスカスですが多いに楽しませてくれました。
技術が無いばかりに長く育てる事が出来なくて自分の未熟さ加減を思い知らされました。
ベールテールブルーエンゼルの産卵
前回の記事から一番の大きなトピックとしてはエンゼルの産卵かと思います。
エンゼルの産卵そのものはかつて体験したことがありましたが、この水槽になって初めてです。
3匹のうち1匹が落ちて、2匹になって失意になっていた折り何か他のサカナを追い払う動きをしていたとおもった矢先産卵をしていました。
この時コトブキの外掛けのフィルターを併用してたんですが気が付いたらその水中モーター部分にガンガン産卵していたではありませんか。
この時まではこの二匹が雌雄であることは可能性としてはあったんですが、エンゼルはオスメスの見分けが非常に難しく実際この時もどちらがオスメスかは行動で判断するしかなかったくらい。
しばらく見守っていたんですが、そのうち食卵を始めてしまいました。
せっかく産んだ卵なので何とかしたいと思ってとりあえず親から引き離すことに。
一度卵の味を覚えてしまうと親としてまともに育てる事は難しいでしょう。
卵がモーターに引っ付いてるのでそのままサテライトに突っ込みました。
サテライトはずいぶん前に手に入れていて、外掛けフィルターのような使い方を使用と考えていて結局日の目を見ることなくデッドストックしていたものをここぞとばかりに登場です。
サテライトに隔離して一週間たったくらい。
次々に孵化していきます。
気の早い奴はいち早く泳ぎ出しています。
まだ滅茶苦茶小さい。
このあたりからブラインシュリンプを与えてます。
稚魚を隔離しているさなかにも親魚たちは今度はSPFに産卵を開始www
一度産卵モードに入ると手あたり次第に産み付けます。
しかし前回食卵して卵の味をしめた親たちは産んだそばから卵を食べて行ってしまいます。
時間が経ち、あれだけ孵った稚魚の中で生き残ったのはただこの一匹のみ・・・
共食いをしたのか実際のところは分かりませんが、もう少し生き残ってくれるかと
思ったんですが稚魚たちには実際には厳しい運命が待ち受けていました。
最終的にこれ位の大きさには育ってくれました。
ギリテトラプランクトンを食べれるくらいに。
バンドも見える様になり、シルエットとしても成魚と変わらないくらいに。
エンゼルの終焉
出会い、別れ、誕生を繰り返してきた我がアクアリウムです。
エンゼルも突然の拒食からの★、一匹のみ育った子も★にと不幸が襲います。
これと言って環境や水質の変化が見られずに急激に落ちてしまったので心底
これには堪えました。
底床も無く、殺風景極まりない水槽。
かつてあった賑やかさはどこへやら。
苦し紛れに底床にピュアブラックを投入してみましたがあまり芳しくはありません。
正直60cm水槽を立ち上げて一番キツイ時期だったかもしれません。
引越しとサイクリング熱もある程度落ち着いたところで、放置気味だった水槽環境にテコ入れする事を決意しました。
このままフェードアウトする道もあったのですが、一度はじめたアクアリウム。
どうしても軌道に乗せたいというかまた在りし日の活気を取り戻したい。
また水槽に輝きを取り戻したい。
そんな感じで一念発起、出来る事から取り組みました。
底床交換~スドーメダカの焼玉土茶
取り敢えず苦し紛れで入れたピュアブラックを別の底床にすることに。
ピュアブラックは要は炭を砕いたものでソイル、砂とも違う底床でした。
炭なのでかるく、水替えの際にも舞い上がったり、断面が光っていたり、炭の機能として有効期間が短い等およそ底床にはあまりふさわしくない素材だったので違うマテリアルにする事で心機一転しようかと思いました。
もう少し明るい感じの底床にしようと思って探してたんですが中々お眼鏡にかなうのが無くて消去法でこれに。
土を焼成して粒化したもので一般的にソイルの一種になるんでしょうか。
ショップの中で一番めぼしかったのでピュアブラックをコレに変えてみようと思いました。
底床交換前(ピュアブラック)
底床交換後(メダカの焼玉土茶)
イメージチェンジとしては成功したかなと思います。
焼玉土もビジュアル的にもイイ感じですが、耐久性が気になるところ。
いずれ焼成されたものが土化しておそらく泥化してしまうと思うのですが、それがいつになるやら。
で底床を変えたのは良いけど依然殺風景な感じは否めない。
というのも流木はコケがまとわりついたり、水をよごしたりしたので撤去。
ミクロソリウムもいろいろ病気になったりで撤去。
気が付けばすっからかんという状態に。
まあ熱帯魚そのものを楽しむベアタンクとして考えればいいのかもしれないけど、味気ないのが日に日に我慢ならなくなってきた。
そして或る日急にイマジネーションが湧いてきて実行する事に。
溶岩石を組んで配置してみる
流木を水槽で管理するには前述したように管理がメンドイ。
となれば他のマテリアルとしては石か。
Amazonで探してみるとよさげなのを発見しました。
50から150㎜で5kgで2300円ほど。
かなり安い。
実際に届いたパッケージの重量も5kgと偽りはナシ。
中身的にはこんな感じでした。
15cmくらいの大サイズが1個と中サイズが5個くらい。
あとは10個くらいの小サイズがはいっていました。
コンディションも悪くはなく、汚れとかもありませんでした。
カタチも丸みを帯びたものは余りなく直線的なソリッドな構成の石が多くみられました。
これらをこんなゲート型に組んでいきたいなあと。
石を接着するのに用いるのは
以前に流木でも試したカミハタの瞬着セット。
補助材の綿状のものに瞬間接着剤を流し込むと化学反応で激しく発熱し硬化するといった具合で通常接着が難しいマテリアルを結合する事ができます。
この補助材と瞬間接着剤の作業時は本当に注意しないとやけどのおそれがあるので要注意です。
また発熱時に煙のようなものもでるので出来れば屋外の風通しの良いトコロで作業すると宜しいでしょう。
ちょっと見え辛いですが、こんな感じに石組みしました。
一番大きいサイズの石を天板に配置して中サイズのを脚に利用してゲート型に。
補助材入りの瞬着で固定しているとはいえ絶対的な接着力では無いのでこれだけだとすぐに外れてしまうので
シーリング材で隙間を埋めます。
いちおう水槽内に入れるので防カビ材の入っていないものをチョイスした方が賢明かと。
隙間にガッツリ押し込みます。
シーリング注入後乾燥させるのに1週間くらいは念のためほったらかしにしておいた方がいいでしょう。
乾燥後はしばらく水に漬けて問題が無いか確認します。
よく水洗いして完成。
石組みからここまで結構時間がかかりました。
溶岩石ユニット水槽に投入
だいたい思いついた当初からはイメージ通りかなと。
あとは向かって右側の脚が結局重さに耐えきれずにシリコンと接着剤が水槽に入れる時切れてしまいました;
レイアウト的には前よかマシにはなったんだけども何か物足りなさが・・・
エンゼルふたたび~ブラックベールテールエンゼルフィッシュ導入
いろいろ考えてみて足りないパーツとしてはエンゼル何だろうなと。
カラシンたちも良いサカナなんだけどやっぱりエンゼルの穴を埋めてくれるまでには正直至らない。
申し訳ないけど。
という訳で久々にショップにおもむくことに。
まあそこで運命的な出会いをするわけですよ。
比較的リーズナブルにブラックベールテールエンゼルフィッシュをゲットです。
以前のブルーベールテールのほうは1500円くらいしたっけかな。
680円というとミックスエンゼルと変わらないくらいのプライス。
おそらくですがフルブラックとか完全なベールテールを育成している中のハネ個体方お思われますが私からしてみたら充分です。
実際に導入したエンゼルを水槽投入してみたのですが、やはりカラシン水槽と化した中ではアウェイ感が否めない。
カージナルなんかはエンゼルのヒレをつつくやつも。
餌を与えてもカラシン達に奪われてエンゼル達に届かない感じ。
ブルーエンゼルの頃と比べてカラシン達も増えてるし、より多勢に無勢状態。
よくよく考えてみたらエサやりのマネージメントとか、別水槽にした方が良いかなと思うように。
色々考えた挙句60cmはエンゼル水槽に、カラシン達は30cmキューブ水槽を立ち上げてそちらに引っ越し願う事に。
割れながら主人のわがままにつきあってもらう熱帯魚たちには気の毒だなとは思うけどモチベーションを保つため。
よりよい水槽環境を目指しての事であります。
エンゼル(シクリッド+コリドラス)水槽とカラシン水槽
独立した30cmキューブのカラシン水槽。
少々手狭だけどこれはこれで良かったかもしれない。
ブラックエンゼルも専用とするのが決まって3匹追加して6匹態勢に。
これと住人はスーパーローズレッドディスカスとコリドラスたちに。
カラシン達が居なくなっておだやかな水槽環境が訪れました。
ディスカスとエンゼル達のいさかいも無く、コリドラスとも当然ながら問題はありません。
同種同士の争いも今のところは見られません。
ただブラックエンゼルを導入してまた新たな問題というか懸念事項が勃発します。
バックスクリーン問題~サンデーシート投入で黒から白バックへ
今まで思い返してみると真っ黒いサカナって飼育した事が無かったと思います。
それが移り行く価値観の中でブラックエンゼルを見つけて一目惚れするわけですからよの移り変わりというものはわかりません。
それはそれとして、ブラックエンゼルは黒い、そしてバックスクリーンも黒い。
これは何を意味するかというと非常に写真が撮りにくいという事。
コントラストが無くて超絶写真が撮りにくい。
ISO上げたり下げたり、露出を上げたり下げたり、何をやっても思い通りには撮れない。
なのでココは思い切ってバックスクリーンを変えようと決めた。
バックスクリーンはサンデーシートにして水没させる
60cm水槽には既にカッティングシートでバックスクリーンを貼ってある状態。
とりあえずこの背面の黒いカッティングシートをそのままにバックスクリーンを変えようとした場合、当然ながら水槽の背面に何かしても黒が邪魔して変更出来ない。
なのでレイヤー的に手前側、つまり水槽の中にドボンさせなくてはバックスクリーンの色を変える事が出来ないことに。
水没させるため素材によっては比重が1を下回る場合浮いてくる事もあるのでそこら辺意識して素材を選ばなくてはなりません。
今回もサンデーシート(塩ビ製)にしたので比重は1.4水に沈むし、耐水性も問題ナシ。
サイズと厚みが異なっても同じ価格ってどうゆう事?
サンデーシート(塩ビ板)の450×600ってのが60cm水槽にはピッタリ。
厚みは0.5ミリもありますが1ミリのほうがバタつかなくていいかも。
問題は水中に入れる事で、ガラスパネルの内-内に余裕を持って投入できるようにする事。
具体的に言うとガラス水槽の内側パネルのコーナーにはクリア三角コーキングがされていて内寸より若干コーキングしろが広がっている。
のでこのコーキングしろより若干の余裕を持ってサイドの寸法を決める。
天地方向に関しても若干の余裕を持った方が良いかも。
今回は底床があるのでビッタリサイズで無くてもある程度下側は隠せるので少々短めにしました。
アクリサンデーの切断にはこの専用カッターを使います。
が中身は普通のPカッターっぽいので代用品があればそれを使っても宜しいかと。
厚みのあるものは何度も力を入れずに引いて切っていく感じでしょうか。
バックスクリーン効果
バックスクリーン黒(上)/白(下)です。
何とも言えない無機質感が漂いますが、エンゼル達は遥かに見易くなりました。
白いバックはコケや汚れた超目立つ半面ガラスの映り込みが少ないとうメリットデメリットありますが写真撮影難易度は劇的に低減されたので良いのかなと。
映り込みを心配しなくていい分セッティングの幅も広がります。
黒バックの時はマジで何百枚写真撮ったか分かりません;
大切に育てていきたいですね。