先ほど地上波で水星の魔女の前日譚であるプロローグが放送されていたので正座待機して見終わりました。
まあ内容としては嫌でもネットで目に入ってしまうので新鮮な部分はありませんでしたが改めて映像で確認した次第です。
プロローグは本編に繋がる土壌、バックグラウンドの紹介といった位置づけでしょうが、いささか内容的には重苦しい幕開けでは無いでしょうか。
本編はいざしらずこういう鬱展開的なのが最近の流れ何でしょうかね。
まあ何だかんだガンダムの歴代の主人公たちも大なり小なりと数々の受難を乗り越えてきたというエピソードがありますので無粋と言ったところでしょうか。
しかしプロローグというかアニメ本編の始まる前の週の特番てきなやつ。
なぜかダブルゼータの記憶が蘇りました。
あの時はジュドーが細かく解説してくれていたのが妙に記憶に残っておりました。
プロローグ終了時のわかったこと
プロローグを見終わって分かった事は
・エリクト・サマヤ、エリーとエルノラ・サマヤ(エリーの母)、ルブリスは生存
本編ではエリクト=サマヤというキャラクターは登場しないので、おそらくエリーがスレッタ・マーキュリー本人であるのは間違いないと思います。
小惑星プラントのフォールクヴァングがMS開発評議会に壊滅させられましたので、おそらく確認でいる範囲での生き残りはエリーとその母とその乗機であるルブリスである事は判明しています。
この襲撃地点であるフォールクヴァングの位置が定かではないですが、おそらくというか間違いなく逃避行は成功してどこかで雌伏の時を過ごし、本編に至るという流れかと思います。
そうなるとルブリスとエアリアルも少なからず何かしらの関係があるのかと思わざるを得ません。
・GUNDフォーマットを巡る攻防がイマイチ理解できない
人類が宇宙に適応するために開発されたGUNDフォーマット。
システムなのか一部を指すものなのか定かではありませんがプロローグ劇中エリーの母の右腕が義肢である事が確認されあろうことかバッテリー切れを起こす描写がされていました。
このGUNDフォーマットの程度の差こそあれ、なにかしらの外科的処置が宇宙空間に生活の場を移すには私も必要と考えております。
先日も述べましたが無重力環境、強い宇宙線等の環境は地球で暮らす状態と明らかに異なり適応するには何らかの処置が必要というのは自明の理かと思います。
でこれらの技術を軍事(モビルスーツ操作)転用したものがGUNDARM。
文字遊びから着想を得たものと思いますがここらへんの設定はスマートだと思います。
ただ解せないのが弾圧しているMS評議会側がGUNDARMを排斥している件。
たとえばZガンダムで言うならばMS評議会側ってのがティターンズに相当するわけで、ティターンズ側は強化人間バシバシというようなスタンスでした。
敵側よりアドバンテージを得る為、ボトムズとか幾多のアニメでも多くの敵側がそういったドーピング行為を用いた人体兵器的な試みを行ってきましたが、今回は逆のようです。
「兵器は純粋に人殺しの道具であり、使用者の命を奪ってはならない」的な発言をしますが殊勝なことでってカンジです。
一見スジが通っているようでありますが、行った事はGUNDARM生産施設の虐殺であってこの行為そのものはまるで民意を得られないと思うんですが、これからどう展開していくのか。
おそらくそう単純な話じゃなくてオックスアース側を出し抜くなんらかの事象があるのかと思います。
・ビットで無双。それでいいのかい?
バトルシーンがあるアニメではバランスが重要だと思います。
例えばドラゴンボールのように一度パワーバランスを上げてしまうと下げる事ができず、インフレの一途をたどる、みたいな。
プロローグではルブリスがビットで無双します。
まあこれ自体悪い事じゃありません。
ガンダムは強くて当たり前ですから。
ザクごときにヒイヒイ言ってるようじゃ視聴者もついてきませんからね。
ただ私はビット、ファンネル等のいわゆるオールレンジ系といったものにマジレスすると懐疑的です。
クシャトリアとかもそうですが、携行武器れあるビームライフルよりも強い描写はいかがなものかと。
ビットのパッケージ、飛行も出来てあの攻撃力があればそもそもモビルスーツで戦う必要性が全くなくなっちゃうんです。
戦艦からビットミサイルを発射して然るべき位置に来るとクラスター状に拡散してオールレンジを行うと。
ただこれをやっちゃうと機動戦がなくなり、機動戦士じゃなくなってしまいます。
かくてビットの設定はこわれ設定だと思うのです。
・やっぱりガンダムが好きでたまらない
やっぱりガンダムで育ってきたのでガンダムに対する思い入れも強いです。
またこうして新シリーズを目にする事が出来て感慨深いものがあります。
なので今回はこうしてグダグダ言う事もあると思いますが全話楽しめたらと思います。