さいのじ@サイドイレブン

絶えずなんか欲しい

初めて手に入れたガンプラの話

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今回は初めて手に入れたガンプラのお話をしたいと思います。

時はさかのぼる事ウン十年・・・

 

遊びのトレンドはガンプラの時代

私が子供の頃にちょうどガンプラが誕生したので、ガンプラとほぼ歩みを共にしてきたと言っても過言では無いでしょう。

その頃は急速に遊びの対象が増えてきたころでありました。

R/Cカー、ミニ四駆、筋ケシ、ビックリマンチョコ、ゲームウォッチ、ファミコンなどなど新しいあそびが続々と登場してきたころでした。

そんな背景の中でも私の周りではガンプラがブームではありました。

今振り返ってみると最初の頃のガンプラの出来はそう褒められたものでは無いのかもしれませんが、当時はTVアニメの立体物が手に入るという事でそこは子供の想像力で補完していたと思います。

初めて手に入れたガンプラはほろ苦い

ガンプラの登場以後は割と早く世に浸透していった記憶があります。

値段も子供の小遣いで手の届く範囲だったのも手伝ったと思います。

私の子供の頃は年末から正月にかけて祖父の家に親戚一同集まる習慣がありました。

そこで親連中から子供連中に何かしらのプレゼントが与えられるのが通例でした。

おそらくクリスマスプレゼントと正月のダブルイベントの合わせ技だったような気がします。

だいたいそこでのプレゼントと言えばガンプラが主流でした。

おそらく金額もそこそこなのとボリューム感もあるため選ばれたのでしょう。

その時の記憶が今でもはっきりと思い出されるのですが、初めてのガンプラを手に入れる時は私は一番幼い年ごろで、いとこ連中の大半は年上でした。

年上連中から順番にガンダム、シャア専用ザク、ホワイトベース等見覚えのあるガンプラが渡されていきました。

そして待ちに待った私の番。

ついに初めて手に入れるガンプラが!

そのガンプラは

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なんだこれ・・・

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確かにガンプラではあるけれど、TV本編にでてないやつ(たしか)で最初パチモンかと思いました。

周りがみんな喜んでいる中、私だけが見たこともない、聞いたこともないガンプラを手に入れて心中複雑な気分であったことを今でも思い出されます。

子供心にはっきりと覚えているのがこいつは確実にハズレであると。

こうして私の長いガンプラとの付き合いのほろ苦デビューとなったわけであります。

しかし今見てもものすごいデザインだと思いますね。

 

ショボイとあなどるなかれ

正直もうすこし知名度のあるガンプラであれば嬉しかったのですが、というかぶっちゃけ全くこんなもの貰っても嬉しくなかったのですが、とりあえず組み立てることに。

当時のガンプラは今では当然なポリキャップによる稼働や、いろプラ等の技術が無かったためボンド接着によるモナカ工法の全盛期。

このアッグに付属していたかは忘れましたが、昔はキットに小さいホテルの歯磨き粉のような使い切りタイプの接着剤が同梱されていました。

いまでも謎ですがアレの使い方って万年か何かにあけてつまようじか何かで塗りつけるのが正解だったのでしょうか。

あとはこの背の高いプラモ用の接着剤。

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もう過去幾度となく床にひっくり返し大惨事を招いたことか・・・

このビン形状は良くないですよマジで。

で何の話でしたっけ。

ああアッグの組立の話です。

基本モナカ方式なので半分にわかれたパーツの片側に接着剤を塗って、二つのパーツ両方を接着させるのですが、どれくらい塗っていいかわからんわけですよ子供には。

でベッタリ行ってムニュで盛大にはみ出す→それが手に触れる→ボンドの付いた手で他のパーツを触る→他のパーツもベッタベタに。

というわけで一番最初に作ったこの単純なアッグでさえ子供の私にはまともに作ることが出来なかったほろ苦い経験だけが記憶として残っております。

 

強烈な個性は無くなった

あれから40年。

ガンプラはモーレツな進化をとげました。

接着剤は不要となり、ある程度の色分けはされ、誰もがそのまま組み立てるだけで素晴らしい仕上がりが約束されます。

確かにいい時代になったと言えましょう。

ただ昔の子供の頃のような接着剤一発勝負のようなピーキーさが無い、どことなく寂しさがあります。

まあ懐かしい思い出です。