さいのじ@サイドイレブン

絶えずなんか欲しい

ドリフトラジコン初心者が少しでも乗りやすくする為に手を加えた箇所と問題

ヨコモのドリフトラジコンRD1.0を手に入れたのは2カ月ほど前の1月でした。

今は後継モデルのRD2.0がリリースされていて心の底からRD2.0にすれば良かったと後悔していますが、当時は思い立ったらすぐに欲しかった気持ちと格闘していましたので無理だったですね。

でこのRD1.0、中身は前身のYD-2Zですが説明書どおりに組んでもマトモに走らないという初心者泣かせのキットです。

このラジコン、ドリフトラジコンの取っつき辛さは色んな所に潜んでいて初心者を苦しめますが私も苦労した一人。

今回はRD1.0を手に入れてから2カ月という短い期間にはなりますが、初心者素人目線からこのキットを少しでも走りやすくするために行った、手を加えた箇所を紹介していきたいと思います。

全体像

上の公式の写真のカットに近づけてみたんですがどうでしょうかね。

だいぶレイアウトが変わってますね(;^_^A

方向性としてはトラクションの確保という事で重量物をリアに集中させました。

と同時にあまりお金を掛けないで創意工夫でなんとかするというのもコンセプトの一つ。

というのもドリラジ、ヨコモのオプションパーツの単価は効果があるものは高価で(上手いこと言った)単品で追加していくと上位モデルを買った方が早い気がするので極力高価な投資はしないよう今の段階では肝に銘じております。

①ハンチング対策、カウンター制御向上にサーボ、ジャイロの交換

と言いつつも高価な投資をしてしまったサーボとジャイロです。

最初に揃えたのはサーボがヨコモのS-007、ジャイロはRD1.0に付属のYG-302というどちらも安いものを搭載してました。

最初に選んだ理由としては簡単で安かったからですね。

ところが最初のセットだとハンチングが発生するのと、どうにもカウンターの制御が上手くいかずカクカクしている現象に苛まれました。

このままだと上手くいかないので悩んだ挙句上記のヨコモの上位機種にコンバートしたという顛末です。

サーボとジャイロを同時に変えたのでどちらが原因かという特定は出来ないんですがハンチングはきれいさっぱり無くなり、カウンターの制御もごく自然に作動して素晴しさを実感できました。

サーボだけそこそこのにすればジャイロはYG-302でも問題無く使えるとの声も聴きますが、自分はこのDP-302V4ジャイロとSP-02DV2サーボの組み合わせに充分満足しています。

②アルミ一体型フロントアクスルの導入

純正のフロントアクスル、ハブは精度が悪くて回転にガタが生じます。

プラ製のハブも脱着に難儀します。

フロントのホイールの回転の良しあしは2駆ドリの走りにダイレクトに影響するので一体型のフロントアクスルに交換しました。

ヨコモのが入手困難だったためRC-ARTのを取り入れてみましたが問題無く取付できました。

ホイールの回転持続時間、精度、ホイール脱着のし易さ等メリットは計り知れない部分があります。

③ボディーマウントアジャスタブル仕様

これは大した事じゃないんですが、ボディマウントの車体側マグネット位置を調整可能にしました。

RC-ARTのボディーマウントのマグネット固定ビスをM3の皿の長いビスに変えただけです。

固定用にはM3のナットが何個か必要になります。

フロントとリアどちらも調整可能です。

+ビスですがヘックスタイプのビスは簡単に手に入らないので後で寸法を測ってヘックスビスに変えておきたいと思います。

④バッテリー位置ハイマウント・リアESC配置化

まあこの記事、車体の一番のトピックであろうバッテリー、ESCの位置変更です。

RD1.0の素の状態のバッテリー位置は割と前よりの方に設置されてます。

ESCの設置場所も基本的にリアに搭載できる部材が無い為バッテリー位置と変わらないくらいな位置に設置となるでしょう。

これに起因する現象としてリアのトラクションが薄いという点かと思います。

標準状態だとタイルの上では氷の上を走るように走らない、スピンするという操縦難易度がありました。

そこでどうにかリアのトラクションを上げたいなあという一念でこういうレイアウトにしてみました。

まずバッテリーのほうは水平方向にはモーターが邪魔してこれ以上リアに移動は出来ません。

なのでシャーシから支柱を立ててモーターをかわしてリアアクスルギリギリまで後方に移動させました。

Amazonはじめこういった部材を探しましたが何れも高価なのと品薄も手伝って自分でDIYすることに。

バッテリーの搭載されるプレートは2㎜のアルミ板です。

これを支える3本の支柱はM4の全ねじです。

このRD1.0で使用されるメインのネジサイズはM3なのですが、支柱に関しては新たに穴を開けたのでM3にこだわる必要が無い為少しでも強度を上げようと思ってM4にしました。

シャーシ底部は皿ビスを用いないといけないため、ラインの間には高ナットを用いてジョイントしてます。

ボディーの事を考えると高さ的に余裕が無い為スパーがギリギリです。

全高が低いボディーには干渉する可能性があります。

今のところS2000、100マークⅡはギリギリ搭載可能確認済みです。

本当は最初の案だとちょうどESCの位置にバッテリーを配置しようと考えていましたがRCDCの規定ではリアアクスルより後方のバッテリー配置が認められていない事と、万が一リアからぶつかったらバッテリーに衝撃が伝わるので安全上のためにこのマウント位置となりました。

ESCマウントに関しては手に入れたアルミ板がバッテリープレート用に切り出してもまだ余裕があったので切り出して、リアのサスマウントから支柱で支持させてます。

メカ的な事は確かに初心者ですが、物理的な事だとDIYで何とかなります。

 

で肝心のリア配置の効果なんですが、抜群に良くなったとまではいかないものの、初期状態に比べるとかなりコントローラブルにはなりました。

意外に部材費が高くつきましたが説明書ナシの工作ほど楽しいものはありません。

⑤アッカーマン

RWD,2駆ドリに置いて最も重要なパラメータの一つであるのがアッカーマンの調整。

で事を更にめんどくさくしているのはこのRD1.0を説明書どおりに組立てるととんでもないアライメントになる事。

なので初心者からしたらまずフロント周りは疑心暗鬼から入ります。

こういう煩わしさもあってRDXに乗り換えるんですね。

本当によくわかります。

で更に初心者を苦しめるのが教えたがりおじさんの来襲。

career50.jp

何度かセッティング関連の動画を上げた事があったんですが聞いてもいないのに、考えの一方的な押し付けが怒涛のようにやってきます。

自分のカネで自分の好きなように遊んでいるのに指摘しなくちゃ気が済まない。

他のジャンルはわかりませんが、ドリラジが流行らない理由の一旦を垣間見た気がします。

そういった苦難を乗り越えてたどり着いたのが現在のセッティング。

気持ちトーアウトでパラレルといった設定。

まあこれだと文句は来ないでしょう。

そんな感じでアッカーマンに関しては調整のみで新たに何かを変えたとかはやってません。

 

⑥総括

こんな感じで自分なりに走りやすさを求めて手を加えて行った感じをまとめてみました。

冒頭で述べた通りドリラジのパーツはひとつひとつが高価でコスパはかなり悪いです。

なので手を加える事を視野に入れたら一つ上の上位モデルを手に入れた方が早い場合も往々にして考えられますので、現在の段階においてはある種のピークを迎えているのかもしれません。

ドリラジそのものは楽しい趣味でコツコツ時間をかけて楽しめる事ができるものですが、先ほども述べたように人間関係でいうと押し付けてくる層が一定数以上います。

綺麗ごとばかりでは無いそういった事を理解して置けばそれほど怪我をせずに済む場合もあります。

 

という訳で自分なりにラジコン生活はエンジョイしていこうと思います。