ココ最近Fトイズコンフェクトのウイングキットコレクション、飛行機スケールモデルにハマり中。
これまで手に入れたアイテムは
トムキャットメモリーズ2からトムキャット(トムキャットしかないけど)
ヘリボーンコレクション9からSH-60Jとオスプレイがそれぞれ出てくれた。
こうなってくると低価格もあって色々手に入れてみたい。
という事でFトイズコンフェクトのHPを覗いてみると
いわゆるスケールモデルのシリーズは航空機のみならずクルマ、船等多岐に渡る。
飛行機のモデルもVSモデル(その年代の好敵手シリーズ)やヘリボーンシリーズ(一つのジャンル)などパッケージは豊富で飽きさせない展開をしてくれている。
この中で手に入れたいのはレシプロ機もラインナップにあるんだけど、食指が動くのは残念ながら無くてジェット機狙いにする。
Amazonではなかなか手に入れるのが難しい(単品では)けどヨドバシ.comだとVS13まで置いてあったので今回は
VS13:F-8クルセイダーorMiG21フィッシュベット
VS16:F-111アードバークorSu-24フェンサー
の2シリーズをVS13はひとつ、VS16は二つ買ってみることにした。
VS13 1-B F-8Hアメリカ海軍第661戦闘飛行隊「ファイアー・ファイターズ」
パッケージを注視してみると全9種類+??と書いてある。
これの意味は後になって分かったんだけどパッケージにある9種類のカラーバリエーション/飛行隊違いモデルが入っていて9(a,b)種類となるのでおよそ9種類の2パターンが存在するという意味らしい。
私が引いたVS13のモデルで1-BはF-8クルセイダーの第112海兵戦闘飛行隊「カウボーイズ」がパッケージ記載モデルだけど、実際1-Bは「カウボーイズ」と「ファイアー・ファイターズ」のコンパチモデル。
水転写デカールを選ぶことによってどちらかの仕様に選ぶ事が出来る。
デカール貼付け前の組立て状況。
サイドワインダーがどてっ腹に懸架されてるのが時代を感じさせる。
相変わらずモデリングはお見事。
F-8クルセイダーって正直なところ「写真写りが悪い」飛行機だと思う。
私もかつて大昔にプラモデルを作った経験があるんだけど、このクルセイダーは明らかに立体造形物を手元でみるのと写真の2次元の状態を比較するのでは大きく印象が異なる。
例えば写真でみると主翼前縁から機首レドームにかけて、まあロードバイクでいうフロントセンターが長く感じるけど、実物を目の当たりにすると絶妙なバランスである事がわかる。
そんなわけで1-Bはコンパチキットだけど、ここは海軍仕様「ファイアー・ファイターズ」のデカールをチョイス。
ド派手なテールマークが決め手。
デカールを施すとバシッと引き締まるのは流石。
飛行機モデルの宿命と言えると思うんだけど「飛行状態」か「着陸状態」の選択。
プラモデルの場合、スタンドが付属しない理由もあって割と着陸状態で組立てる方が圧倒的に多いと思う。
だけどやっぱりカッコイイと思うのは飛行状態ではないのかなと個人的には思います。
なのでこのクルセイダーも飛行状態を選んで見ましたが抜群のカッコ良さ。
飛行状態を選ぶと格段に難易度が軟化するのは有難いトコロ。
注意点としては今までもお伝えしてましたが、このキットは特にマークセッター系のフィット剤が必須。
特に機首下部のエアインテーク部が湾曲してるのでそのまま水転写デカールを乗っけても追随しない。
垂直尾翼のテールマークも翼端灯のあたりのデカールのフィットが難しい。
あとはスミイレかウオッシングすれば更なるディテールアップを望めるかも。
バチクソカッコイイ銘機。
欲を言えばフルパイロン満載状態も楽しみたかった、
別売りでハセガワのウエポンセットみたいな感じでもいいからリリースして欲しいくらい。
VS16はアードバーク被り・・・
VS16はF-111とSu-24の並列複座、可変翼攻撃機という激烈浪漫兵器のVSシリーズ。
F-111とSu-24が仲良く1機ずつ出てくれば申し分なかったんだけど、そう甘くは無かった。
とはいえF-111は数ある戦闘機、攻撃機、軍用機の中でも1,2を争うほど好きな飛行機。
1-D FB-111A アメリカ空軍 第393爆撃飛行隊
可変翼下パイロンにはレーザー誘導爆弾が搭載されます。
可変翼の稼働に合わせパイロンも回転します。
空対空ミサイルは非搭載。
今までのモデルと同じかそれ以上に抜群なモデリング。
最高だぜコレ。
これでガムまでついて700円なんだぜ絶対おかしいでしょ。
ただこのF-111に関しては重要な悲報がある。
このF-111には今までのモデルには標準で付属していたスタンドが無い。
ではなぜスタンドが写っているのか?
このスタンドは実はSH-60Jについていたスタンドで先端にダボが付いていて本体側にマイナスの開口が空いていてそれに突っ込んで連結するんだけれども、スタンドを取り付けたまま可動させてダボを折ってしまった(;^_^A
なのでUH-60Jの展示には使えないのでダボが無くなったフラットな部分とF-111の平らな底面を両面テープで固定させてディスプレイしてる訳。
まあこれだけ気合いれて本体にリソースを全振りしてる訳だからスタンドが無くても文句は言えないけど、それならもう少し値上げしてでもスタンド付けて欲しかったと思う。
まあ小言の部類になるけどね。
1-A F-111A アメリカ空軍 第429戦術戦闘飛行隊
前述した1-DのF-111よりも全体的にトーンが濃い迷彩パターンと下部はブラックアウトした塗装が特徴的な429SQ仕様。
コッチの方は着陸状態にしてみた。
比較的大きいF-111と言えど前脚のタイヤの取付は非常に小さいパーツなので神経を酷使する。
ハメ合い公差がシビアなので無理に押し込むと簡単に折れるので、ある程度センター決まったら軽く固定して流し込みセメントで潤滑させるとスッと入る場合もあるので無理は禁物。
しかし優雅で本当に美しい肢体である。
おそらく色んな意味で今後二度と可変翼の戦闘機/攻撃機は目にすることが無いと思うのでこのF-111も航空史の中で燦然と輝き続ける存在になるであろうと思います。
可変翼はF-14と同じ構造でピニオンギア左右1個づつ介して稼働する仕組み。
主翼と胴体を挟み込むのに主翼がポロリするのでテープで本体に固定しておくと吉。
今まで作って来た中で一番の難易度の空気取り入れ口のショックコーン取付。
ここは狭いうえに突っ込んで奥でひねってダボ2個をホールインワンさせるというかなりなミラクルを要する工程。
普通の人は絶対まともに納める事が出来ないと断言できます。
かなり苦戦した挙句私取り組んだ方法は奥側のダボをツラギリギリまで切り落とした事。
これによって浅い掛かりになるものの、流し込みセメントで固定するというパワープレイに。
ガンプラあたりのヤワな工作に飼い慣らされた身としてはキツイ行程でした。
まあたまにこういう激烈ハードな組立てが無いと上達しませんしね。
現在揃ったFトイズコンフェクトの飛行機スケールモデルキットたち。
F-14とF-111はそれほど大きさの違いを感じないけれど、ややF-111が大きい(長い)かな。
この中で唯一の単発となるF-8は流石に両者と比べるとひとまわりコンパクト。
だからといってディテールが劣る訳でなく存在感はかわらず。
おもしろいなあこのシリーズ。