結論から言うと今回のバクーはめちゃめちゃ面白かったレースでした。
前回のモナコがクッソつまんなくてDAZN解約しようかなーと思わせるほどだったんだけど、打って変わってアゼルバイジャンGPは最初から最後まで目が離せなかった。
これだからF1ってやつはと思わされます。
そういえば2年前のアゼルバイジャンGP、DAZNで見ていたの思い出しました。
FP中にラッセルが負圧でマンホールに吹っ飛ばされた例のやつ。
克明に思い出しました。
そのラッセル車を運搬中のユニック車が竿降ろさないで走ってたもんだからサーキットの看板にぶつかって緑の作動油をぶちまけてたのが克明に蘇りました。
あれから2年も経つのか・・・
速さを取り戻しつつあるアルファタウリ
バクーでの週末はアルファタウリにとって調子が良いように見えました。
特にQ2での2回目の角田のアタックは4位と会心の出来。
もう少しうまくイケたらトップタイムも夢じゃなかったかも。
考えればアルファタウリは柔らかいコンパウンドが合ってるんじゃないでしょうか。
2戦目3戦目と硬いコンパウンドでえらい苦戦を強いられて、それから柔らかくなったモナコから復調しているような気がします。
この先硬いセットはシルバーストーンとザンドフォールト(マジか)と鈴鹿(おいおい)となっております・・・
Q3に進出後
アンダーが出てクラッシュ。
これも果敢に攻めた結果。
Q3を8位で通過。
後にノリスが赤旗が掲示されているのにピットに速やかに戻らなかったとして(1週スキップした)グリッド降格により7位から決勝はスタートとなります。
壮絶な決勝
今回はソフトスタートの10週くらいの早めのピットインの後ハードで残りをマネジメントするようなレース展開。
なんかねこういうの好きじゃないんですね。
それ言ったら今のF1そのものなんだけど、タイヤをしばいて速いものが勝つ、じゃないんですね。
タイヤをいかに長持ちさせて走るかというマネージメント大会な訳です。
ただ今回はマモノがいた。
一人だけハードスタートをえらんだストロールですが、中盤ストレートでリヤタイヤが突如バースト。
リタイヤとなってしまいます。
これで一気にレースがキナ臭くなってきます。
もうハードタイヤバーストロシアン(アゼルバイジャン)ルーレットですよ。
何が原因かわからないけど、全員が同じようにバーストする可能性はあるわけで。
ピレリはデブリとの発表ですが、あんなストレートの途上でデブリとは考えにくい気がするんですがね。
フェルスタッペン受難
レース終盤フェルスタッペンとぺレスで1-2体制を構築、メルセデスをグランプリで大きく引き離す展開になりつつあったが46周今度はトップ快走のフェルスタッペンもバーストしてしまう。
正直あまりフェルスタッペンというドライバーの贔屓ではないんだけれども、あの瞬間をみて無慈悲だなって。
ちょっと可哀相すぎるよね。
2周のスプリントレース
フェルスタッペンの赤旗リスタートがこれまた壮絶ドラマティックな展開。
リスタート後1位のぺレスにハミルトンが襲い掛かります。
しかし・・・
なんと曲がり切れずにオーバーラン。
コントかよ・・・
この週末メルセデスは絶不調で、予選にから流れは取り戻しつつあったけれども結局悪い流れは払しょくする事が出来なかった。
ボッタスなんか空気だもんね。
これはお気の毒。
とは言え通常であればメルセデスとレッドブルで表彰台を独占するのが常。
毎回これを見せられるのかと思うとつまらないのだけど、既に3台はステージにはいない。
こうなると俄然面白くなってくる。
リスタート時には6位でスタートした角田で、ハミルトンのオーバーランで5位まで順位をあげるもノリス、アロンソと立て続けに後塵を拝す。
角田はスタートがずーっと課題です。
一度は抜いているアロンソに抜かれるなんて勿体ない。
これに比べて
僚友のガスリーが強い。
強すぎる。
ルクレールの猛攻を完全に防ぎきります。
すぐ後ろにはノリスも迫っている。
ここまで予選決勝通じて角田はガスリーに遠く及びません。
角田から見たらガスリーは相当に強大な相手です。
ガスリーを倒す事は叶わないとはいえ、もう少し僚友のストロングポイントを盗めたらと思います。
ぺレスが久々の優勝。
アストンマーチンは初の表彰台。
あれですよね確か2年前ベッテルはここでハミルトンに体当たりしたんだっけ?たしか。
ベッテルは予選11番手から表彰台でしょ。
ほんと強かったなあ。
ガスリーの3位表彰台はじつにお見事。
いまのガスリーがレッドブルに乗ったらどうなるんだろう?
とにかくアゼルバイジャンGPはとても面白かった。
上位陣が調子を崩すと面白さも比例して上昇するので、次回以降も是非混沌で!