何かにわかに参戦台数が増えてきそうで活気を帯びてきたWECハイパーカー界隈。
そんな中今週末モンツァでデビューするハイパーカーがまた1台。
リアウイングレスのハイパーカーの行方は
参戦台数が増えるのは個人的に大歓迎だと思うんです。
現状ハイパーカークラスでいうとトヨタ、グリッケンハウス、アスピーヌとこの中でガチワークスなのはトヨタしかいない現在無双しててもつまらないですからね。
先代908と違ってディーゼルで無くていいんですかね。
すっかりレーシングシーンでディーゼルのムーブメントもなくなってしまいましたがどうしてなんでしょうね(惚け)
このマシンが発表されてからというものどうしても脳裏によぎるクルマが一台。
うっ・・・FF・・・プロト・・・えっ3台も・・・
あのクソのようなFFプロトマシンを懐かしく思い出してしまう訳です。
ぜんぜんその名を聞かないのはニッサンへの忖度からでしょうか。
LMP2との熱いバトルを繰り広げた過去を我々ファンとしては忘れる事が出来ないのであります。
でウ〇コマシンのほうはどうでもいいんですが9X8。
このクルマはリアウイングレスです。
色モノ臭がプンプンするぜーっという事ですが突っ込んで考えてみたいと思います。
参戦理由の意義
ヨーロッパを中心としたEVへの大幅な舵切がすすむ自動車業界。
この期に及んでの化石燃料レーシングマシンのアプローチに何の意味、意義があるのか。
せいぜいハイブリッドでお茶を濁してるけど新しい技術的な革新は無い。
普通に考えて自動車メーカーがWECハイパーカーに参戦しまーっすってなんらメリットが無いと思うんですよね。
ましてプジョーなんてタイトルを取りまくったわけだし。
そこで参戦するには飛び道具が必要だ。
他所と同じじゃ駄目だ。
ウイング無かったらウケるんじゃね。
よしウイングレスで企画書上げてみるか。
ハイ参戦。
とまあこんな単純では無いですが、先ほど取り上げたFFアプローチに大やけどをぶっこいたプロトの存在をプジョーは完全に失念していると思う訳で。
そんなに優れてるならもうやっとるわ説
FF、三輪etc過去に色々なアプローチを行ってキラ星のごとく散っていったマシンたち。
彼らのチャレンジング精神は見習うものの、それが優れているならとっくに主流となっているはず。
ウイングレスも少なくとも私はプロトタイプでは見たことが無いので恐らくそういう事なんでしょう。
ウイングで失った分のダウンフォースをどこで稼ぐのか。
ウイングで行っていたセッティングをどこで調整するのか。
失われたリアタイアのグリップをどう補うのか。
フロアだけでダウンフォースをどうこうするって相当素人考えでも厳しいと思うんですがね。
あのメルセデスでさえポボっちゃってるくらいだし。
デザインは優秀トヨタはデザイナーにカネをかけるべき
内容はともかく9X8とても先進的なデザインでカッコいいですね。
特にライト周りの意匠。
前から言ってるけどトヨタはライトまわりの設計が超絶ダサい。
もう少し市販車のエッセンス、キーンルックを取り入れるなり何か接点を持たないと。
そういえばハイパーカーってホモロゲで何台か市販車売らないといけないんじゃなかったっけ。