さいのじ@サイドイレブン

絶えずなんか欲しい

ハイパーカーへの懸念 忘れちゃいけない黒歴史

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© NISSAN


レーシングマシンが昔から好きで、もちろんレースそのものもそうなんですが。

ただそんなに熱烈にウオッチしてるわけでも無く、こういうご時世ですからYouTubeはじめ色々な媒体で情報が手に入る。

ライトユーザーには有難い時代です。

怪しげなハイパーカー

そんなこんなで今年のWEC【FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)】の話でもひとつしようかなと。

いよいよ現行のレギュレーションでのWECは19/20シーズンで幕を閉じるわけであります。

相変わらず#7号車が不憫で見てられないシーズンでしたが、LMP1の最高峰であるLMP1-Hはトヨタのみのエントリー。

プジョー、アウディ、ポルシェと言った歴史を造ったメーカーは既に撤退してる。

とても競争力のあるシリーズでは無いのが現状であるわけで。

完走すれば優勝ですからね。

まあそんなシーズンも今年が最後で来年からはハイパーカーなるレギュレーションになる訳でありますが。

別に冒頭で述べたように私は熱心なモータースポーツファンでは無いので、単なる冷やかしでモノ申してるわけだけども、そのライトな私の立場でさえハイパーカーには懸念がつきまとう。

 

イケてるかイケて無いか

レギュレーションだ何だと難しい話をするつもりはありません。

いちライトなファン視点から申すと、レーシングマシンってのは非日常なのです。

一品ものでカリカリなワークスマシンであって欲しい。

そういうのが私のささやかな願いなわけであります。

その中でも最も重要なファクターとしては単純にカッコいいか、否かて言った部分であると思います。

正直ハイパーカー規定のディメンションでは私が納得するようなクルマが出てきそうにありません。

まあどうでもいいんですけどね。

ただハイパーカー規定が活況を呈してくれれば良いんです。

現状はキナくさいですが・・・

 

忘れちゃならないあのクルマ

でルマン/WECを語るうえで忘れてはいけないマシンがあると思います。

このマシンは風化させちゃいけないといちライトなファンの立場から思っております。

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© fabrica communications Co., LTD.

 

それがニッサンGTR-LMニスモであります。

たぶん恐らく私が記憶するにその経緯と言い歴史上最低のクソマシンだと思う。

まあ色々と突っ込みどころが有りすぎるけども、端的に言って一つ。

FFのマシンにGT-Rのブランドを安易に付けた事。

 このGTR-LMってプロトタイプでおそらく世界初のFFマシンなわけです。

なんで世界初かって言うと誰もが結果が分ってるから。

FFのプロトタイプマシンなんて創りえないからです。

多分今でいう炎上マーケティングのようなものだったと思います。

結果は満を持して3台も投入した挙句、下位カテのLMP2にもブチ抜かれるという惨事が繰り広げられ1シーズン限りでWECの舞台から逃げ出すわけであります。

百歩譲って。

FFプロトタイプとか良いと思うんです。

誰もやらなかった事に挑む。

これはチャレンジングな事ではあると思います。

がしかし、FFマシンにGT-Rの名を関するとはどういう事なのか。

私はGT-Rに対する深い造詣がある訳ではありませんが、ハタから見てもブランドを冒涜したと思います。

永きにわたって築き上げたブランドを一瞬にして達磨落としのごときスピードでぶっ潰す。

これがNISSANクオリティですか。

社内にも反対する声は無かったんでしょうか。

まあ要するにまともな判断が出来ない会社って事なんでしょうかね。

 

もうすこし死〇蹴りすると

まあこうなる訳です。

見境も無くディスってるわけでは御座いません。

要するにニッサンにはクルマ屋としての矜持が足りねーんじゃないかなと

だからあんなク〇つまらんクルマを作る訳です。

新車も投入するつもりもないわけです。

戦うスピリッツが感じられない。

何年も前の事だけど、仮に2015年しくじっても、2016年頑張ればいいじゃない。

馬鹿だなあニッサンはと笑われるかもしれないけど負け犬じゃない。

 

そんな感じでハイパーカー楽しみです。