この時期になると流通しだす冬の味覚、真鱈子を先日調理してふと思ったことについて今回はまとめてみようかと思います。
まぁ料理そのものは今回の話題とは関係ありません。
見た目はグロいですが旨いですよね。
なぜ親は子供の大半が生き残れないと知っている?
今回疑問に思ったことは、真鱈子の数っていくらくらいあるのだろうと疑問に思ったことが発端です。
一般的にスケトウダラが産卵する卵の数としては10~15万個とも言われております。
非常に膨大な数を産卵するわけですが、ここで疑問なのがなぜこの数になったかという事です。
例えばスケトウダラが上記の数を産みまくり、その全てが成長して大人になった場合当然海の中はスケトウダラだらけになるでしょう。
しかし現実は産み落とされた卵から成魚になるまではごく一部しかなれません。
大半が他の魚に捕食されるからですね。
なぜスケトウダラの親は子供の大半が生き残れないと知っているのでしょうか。
言い方を変えればなぜそんな数を産む必要があるのでしょうか。
最初から設定された数を産んでいた
思うにこの産卵数は最初から設定されているのではと思うのです。
例えば進化によって産卵数が変動したとされた場合、1回のミスで種が全滅してしまう可能性があるからです。
最初は卵100個→うーん成魚になる数が少ないなあ→卵200個→
というように最初から刻んでいっては、どこかのタイミングで全て捕食され全滅エンドの可能性があるわけです。
つまり卵が孵化して成魚になるまでの確立とそれから導き出される産卵数を
誰かが知っているという可能性が高い
という妄想です。
生まれてくる前から食物連鎖を認識している
例えば人間の女性が子供を産む数はだいたい1~3人くらいとしましょう。
スケトウダラでいうと前述の15万ほど。
ハエとか微生物レベルになると天文学的な数字になっていくでしょう。
ではなぜ人間が15万人も産まないのか。
スケトウダラは3個の卵しか産まなくないのか。
そもそも人間とタラでは卵を産める数がそもそも物理的構造的に異なります。
つまり人間は食物連鎖のトップに君臨しているのが産まれてくる前から分かっている。
スケトウダラはヒエラルキーの下位にいることが分かっている。
という風に考えます。
全ての生物がバランス設計されている
冒頭のタラでここまで引っ張ってきましたが、タラ以外の生物全てがそうであると言えます。
生物の寿命、産卵数、大人になる確率などなど。
全ての生物のステータスが何者かによって設定され調和されているという事です。
でないといろいろ辻褄が合わない事が有りますからね。
この意志ある誰かとは誰なのか。
今後も妄想していきたいと思います。