永遠の憧れ
熱帯魚をやっていたその昔、今から20年以上も前の話なんだけど私が熱帯魚に興味を持ち始めた時の当時の熱帯魚の頂点はディスカスだったと思う。
その当時の札幌には今よりも何件か熱帯魚ショップがあって、中にはディスカス専門店なんてのもあった記憶があります。
今や熱帯魚、アクアリストは徐々に忘れられつつある趣味なのかもしれない。
ただ植物(水草)、魚、水の三位一体の趣味であるアクアリウムは自分の中で今一番アツい趣味です。
機器は昔とほとんど進歩が無いけれど、大きく変わったのは情報だと思う。
当時はインターネットも限られた環境でしか使えず、私もPC-98を持ってはいたけどアクセス出来る環境下では無かったし、これほどの情報にもアクセス出来なかった。
それが今やスマホ、タブレット、PCと容易に動画、写真、ブログとありとあらゆる世界中の情報にアクセスする事が出来アクアリウムの難易度は下がったような気がする。
そんな中自分の中でも熱帯魚の頂点はディスカスであり、永遠の憧れであって手の届かない存在だと思ってた。
出会いは突然に
今の60cm水槽も当初はインパイクティスケリー主体でそれがエンゼルフィッシュメインとなり、このままでとりあえず落ち着くかに見えた。
私が良く行くショップではディスカス水槽の動きが殆ど無く妙に高い成魚だけが販売されている寂しいものだった。
そんな状況でいわゆるコロナのクライシスが発生した。
コロナ自粛中は何故か熱帯魚売り場があおりを食らって閉鎖されてしまってた。
で再開する機会に売り場も1/4くらいリニューアルされたわけ。
そこで古いディスカス水槽は無くなり、エンゼルと混泳ではあるけどディスカス水槽が新たに数ある中の一つとして誕生したという訳です。
今までどちらかと言うとディスカスは大きい成魚しか売り場で見たことが無かったので、新しいディスカス水槽の稚魚、幼魚にすぐに目を奪われた訳です。
心憎い価格設定
最近だと、熱帯魚1匹に掛ける費用は2,000円までというハイパスフィルターを設けております。
それ以上高い生体は一生選択肢には入らないであろうから、頭の片隅からも除外します。
そんな中ディスカスの幼魚たちは2,000円を切る価格で販売されていた。
そもそもそれくらいの価格である事はネットで見たことがあったので知識としてはあったけど、実際に目の前にして見てみるとモーレツに食指が動きまくる自分がいた。
すぐ手を伸ばせば届く位置にディスカスがいる。
なんという僥倖。
アクアリウムを再開させてからというものディスカスなんて正直選択肢にも入らなかった。
それは憧れ=難しい=高価など自分で勝手に高い障壁を設けていたからで。
それが今や手に入れる事が可能なシチュエーションに幸せを感じずにはいられなかった。
だがちょっと待て
目の前のディスカスたちは手に入りそうだけど、私の肝心の知識がまるでない。
売られている種類についても全く知識が無い為とりあえず調べてから後日訪れようと考えた。
アクアリウムを始めてからアツくなった自分を一旦は時間を置くようにしてその気持ちが変わらないか確認するようにしてる。
仮に後日いって買われているのであればそれは縁が無かった話として納得するようにしてる。
というわけで一旦持ち帰り片っ端からネットで調査を開始した。
最初に選んだのはレッドロイヤルブルー
売り場では
・レッドロイヤルブルー
・マリンブルーターコイズ
・ピジョンブラッド
の3種類も販売されていた。
レッドロイヤルブルーは一般的に流通している種類であろうと推測され情報量もそこそこあった。
ピジョンブラッドが次いで。
マリンブルーターコイズはそのままの名前の種類の情報が一番少なかった。
色々悩みに悩んだ挙句、最初はレッドロイヤルブルーに決めた。
これ水合わせの時の体色なんだけど、売られてるときは殆ど真っ黒で正直賭けのような部分はあった。
薄いながらも特徴的な模様が出現してとりあえず安心。
さすがは王様
水合わせを慎重に行っていざ水槽に投入します。
水槽に投入して間もなくともご覧の模様。
500円玉サイズとは言えディスカス、やはり熱帯魚の王。
貫禄が他のサカナと全然ちがう。
泳ぎもゆったりしていてとってもエレガント。
導入そのものは非常にあっさりと行けたわけだけど、大変なのはおそらくこれから。
どんなドラマが待ち受けてることやら。
これからが非常に楽しみなお魚ディスカス導入の巻でした。