さいのじ@サイドイレブン

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タミヤ 1/48シュタイヤー 1500A/01改造オリジナルコマンドカー製作記

今回はタミヤ1/48ミリタリーミニチュアシリーズからうい

No.49 ドイツ陸軍 シュタイヤー 1500A/01 プラモデル 32549のキットをベースにオリジナルのコマンドカーを製作したので製作記のほうをお届け致します。

ずっと昔から装輪車の魅力を感じていました。

特に兵員輸送車とか物資を運ぶ用途では無くてある種のコマンドカーが気になっていました。

イメージとしてはこんな感じ

これは1/35のキットなんだけど、1/35だと豊富にある装輪車も1/48だと選択肢がとにかく少ない。

なんとか1/48で作りたい。

無いなら作ろうという事で今回はキットを流用してコマンド化しようという目論みです。

コマンドカーのベースキット

で白羽の矢を立てたのはシュタイヤー1500という装輪車。

ドイツ軍の装輪車は何種類かありますが、上記のイギリスのコマンドカーのイメージに近いのはこのシュタイヤーかと思いチョイス。

プラス、コマンドカー化するにあたって固定武装が必要になるので関連キットも導入。

1/48の小物シリーズと言えばこのジェリカンセットが欠かせないアイテムかと思います。

各種ドラム缶、ジェリカンはもとよりザック類、シート類が含まれる使い勝手の良いキットです。

これらを利用してよりリアル感を演出したいと思います。

コマンドカーの固定武装として機関銃が欲しかったので同シリーズからドイツ国防チームと擲弾兵セットの二つをチョイス。

この二つ実は武器ランナーは同じものが2枚づつ入ってます。

違うのは人物だけ。

ただ擲弾兵チームのほうの人物はとても解像度が低くて使用には難しい感じ。

今回はこの中からMG34とMG42の機関銃を利用します。

1.開封製作編

キットの内容としてはランナーも少なくとても組みやすくなっています。

シャーシはダイキャスト製です。

ダイキャストシャーシのためボディの接続はビス止めとなります。

素組みしてみた感じ。

近亜紀はコマンドカーカスタムなのでキットデフォルトの後部座席は使わずにピックアップ化してみますのでこのままにします。

2.カスタム編

外観でおおきなカスタマイズポイントとしては車高のアップとトレッドの拡大。

ベース車両から大きく印象が変わるのと特別な車両という演出効果も兼ねて。

車高に関しては3㎜角のプラパイプをダイキャストシャーシとボディに噛まして車高アップ。

3㎜×48なので実車換算で144㎜ほどのリフトアップをした事に。

加えてトレッドもフェンダーツライチに延長。

取付軸を切り落として延長してます。

ワイルドさが出てイメージ通りにはなったのですがタイヤが細いのでイマイチ押し出し感にかけます;

将来的に3Dプリンタを導入してオリジナルタイヤを作れたらなと妄想します。

単に車高を上げただけでは締まりが無いのでマッドガードを0.2㎜プラシートで製作。

荷台部分もピックアップ化することによりビス頭が露出するので埋めころしに。

キットを標準で作る場合は説明書に沿って粛々と製作する事ができますが(あたりまえですが)改造、カスタマイズする場合は頭の中で色々と考えてシュミレーションをしながら、ああでもないこうでもないとやっているうちにモチベーションが低下していき、製作速度が低下していきます。

このスランプから脱却するにはとにかく手を動かす事。

何もしないというのが一番良くなくて、良い悪い抜きにしてとりあえずプラ板を切り出す、パイプを切ってみる等とにかく何かアクションしなくては進みません。

なので今回は割と考証せずにぶっつけ本番で作ったので粗さも目立ちますが、それもひとつの味だとおもってます。

固定武装の荷台部分の旋回銃座と助手席の架台を作成。

スケール感を考えると1㎜パイプが妥当かと思いますが手元に無くて2㎜パイプで製作。

2㎜×48だと実物換算およそΦ100なので相当ゴツい。

ここらへんのスケール感を今後はシビアに考えて行かなくては。

3㎜角で嵩上げしたフロントデフ部分を隠すのに電動ウインチをガンプラパーツを流用して製作。

ウインチのワイヤーはいらなくなった電源コードをほぐして使ってます。

今回は熱帯魚のぶっ壊れたヒーターがあったのでコイツをリサイクル。

電源コードを切るという普段では味わえない背徳感を味わえます。

ケーブルはヨリ線になってて1本は0.1㎜相当の細さなのでかなり汎用で使えるかと。

クセがなかなか取れないので空中線とかには向いてないけど、0.1㎜×48=4.8㎜なので実物でいうと番線くらいの細さなので使い勝手がよさそう。

ウインチには1本では細すぎるので3本ほどよって使用しました。

コマンドカーと言えば通信装置が必要になると思い、無線通信機をフィーリングで作成。

空いたスペースを埋める形で作りました。

ここでも上述のリサイクルケーブルを利用してます。

3.塗装編

今回もタイヤの塗装にはカッティングシートを利用してマスキング。

ホイール部分をマスキングするのは難易度が上がるので先にタイヤブラックを塗装してその後タイヤ部分をマスキングする方が難易度的にやさしいのでこの方法で。

今回は金属のダイキャストシャーシと真鍮線、リサイクルケーブルを使用してるので久々にプライマーを使いました。

いわゆるミッチャクロンですな。

今回のカラーリングは特殊部隊が夜間に運用すべく夜間迷彩をイメージしてグレー/ブラックのスプリッター迷彩としてみました。

実際の夜間戦闘機のモスキートとかは黒一色塗装とかでしたが、黒一色だと芸がないのでひと手間加えてみました。

2色塗装後、だいたい最初に描いたイメージに近いものにはなったと思います。

これからつや消しを施しOVMを装備していきます。

4.完成

 

オリジナルコマンドカー完成です。

こうして見返すと思うところもありますが概ね満足です。

ベース車両の魅力を引き出す事が出来たかなと思います。

スケールモデルでも場合によっては世界観を崩す事無くオリジナリティを楽しめると思うので、常にオリジナリティは意識していきたいところです。

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