ある日小包が届いた・・・
・・・なにやつ
中には二重になったジップロックとおぼしき袋が出現
そうです。
謎の包みの正体はとあるところで購入した、フィランサス・フルイタンスという浮草。
ある条件下、高温・高光量で飼育すると根まで赤くなるという変わり種。
なお今回ははじめて個人から購入した生体となります。
どのような状態なのか全く持って想像できないけれども、とりあえず初見は問題なさそう??
紅くなる浮草フィランサス・フルイタンスと招かれざる者
今回、フィランサスは紅くなるという性能の一点買いですが、他の部分はどうなのか気になるところ。
赤の他人の生体なのでちょっとどのようなコンディションかわからないので、カルキ抜きしない水道水で様子を見てみた。
やっぱりね。
なんかそんな気がしたんだけど招かれざるスネールまで混入してました。
ざっと確認したところ3匹のスネールを検出ですよ。
このまま投入していたら大変なことになっていたかもしれません。
因みに説明文でスネールについての記述はありませんでした。
バラバラ
これが輸送によるダメージなのかハナからそうだったのか。
状態としては小さい株ばかりであまり根の張りも良くない。
推測するに葉の色も紅くなっていないため低光量環境下で飼育されていたものと思われる。
水槽投入
とりあえず水道水検査ではスネールの検出が出来たので良かった。
あとは他の混入物が無いか確認して状態の良いものだけ投入する事にした。
いちおう奥にアマフロゾーンがあってチューブのフェンスが設けてある。
なぜフェンスをしているかというと手前側にくるとミクロソリウムの直上になって日当りに影響を及ぼすから。
なのでタイトにアマフロゾーンは締め付けてあります。
入れてみてわかったアマフロの優秀さ
投入して分かった事なんだけれども、まず今回のフィランサスは株が小さすぎて取り扱いが難しい。
基本私は水替えを長くても中3日とかなり水替えサイクルが早い。
で水替えを行うと浮草の位置は基本的にシャッフルされる。
アマフロの場合葉の厚みもあり浮力がかなりあるのでリスタートも容易。
根が絡まったのみひっくり返る事はまれにある程度。
しかし今回のフィランサスは浮力がアマフロに比べて絶望的にない。
加えて葉の厚みが薄く表面張力で浮くような形なのでアマフロに比べてリスタートの手間が掛かる。
アマフロの下にいく、ひっくり返ってる・・・そんな感じで元の状態にするまでに手間が掛かる。
ここら辺は成長する事によって改善される事を期待するけど、事態が好転しない場合は見切りをつけようと思います。
浮き草どちらか一本に絞りたいところだし根の張り具合からいって富栄養化対策に貢献してるのは間違いなくアマフロに軍配が上がりそうだし。
エアレーション不要?シャワーパイプの威力
加えて先日フィルター周りを刷新した訳なんだけれども
ちょっと取り組んでる事がありまして。
それはシャワーパイプを利用したエアレーションです。
基本的にエアレーションを行う場合、水底から何らかの方法でエアレーションを行いますが、この場合あまり水中に気泡が行き届いてる感じがしない。
もちろんこの場合のエアレーション効果は水面を揺らすことによって表面積を拡大し酸素を取り入れる事は理解しているけれども、どうにも効率がいいとも思えない。
シビアなシャワーパイプの角度
ちょっとわかりにくいけどこんなかんじ。
シャワーパイプが正面向かって右下斜め45度くらいの角度で水を吐出して空気を巻き込んで水中に放出してる。
この角度が結構シビアでたどり着いた結論が壁に向かって45度程度くらいが一番空気を巻き込みやすかった。
この方法だと水面を左から右に向かって誘引する動きになるのでこのままだと浮草も吸い込んでしまい、常にぐーるぐるの状態になってしまいます。
なので鉢底メッシュを利用してガードフェンスを作成。
これによって浮草はこれ以上巻き込まれないで済む。
こうして上から斜め下方向に吐出された細かい空気の粒はゆっくり時間を掛けて水底に向かいカーブを描いて水面へと実にゆっくり移動していく。
エアレーションの空気の粒は時間にして1秒足らずくらいだけれども、巻き込みエアーの場合長いものだと30秒くらいは水中に留まっております。
果たしてこれが水中の溶存酸素量に貢献しているかははっきりとわからないけれども、ミクロが気泡を付けているところを確認したので飽和値をノックしている事は確か。
加えてこのシャワーパイプの直下には二酸化炭素の添加ストーンが鎮座。
エアーの巻き込み+二酸化炭素の攪拌効果にもなっているかと。
でエアーの巻き込みはそもそも酸素だけでは無いのです。
空気そのものをか巻き込むので空気中の二酸化炭素も多少なりとも巻き込む形で取り込まれてるはずです。
そんな感じで日々金を掛けないでもアクアリウムライフを楽しんでおります。