クロスバイクの アンカーRL1を購入した後サドルに違和感を感じ、Amazonでたいして調べもせずに中華サドルを装着しておりました。
ただそのサドルも最初のフィーリングこそ良かったものの、乗っているうちに段々と尻が痛くなる現象に。
特に最近は距離を伸ばしてきている状況で、後半になると確実に尻が痛くなる現象に悩まされておりました。
(現在はAmazon上でも取扱されてないっぽい)
サドル沼卒業へ SELLE SMP EXTRAサドルとの出会い
今回のサドル選びもAmazon上で選んでおります。
いい加減サドル問題は解決したいところだったので今回はしっかりとしたモノをチョイスしようときめておりました。
その中で早々にSELLE(セラ)のサドルにしようと決めました。
理由としては外見から判断するしかないのですが、他のメーカーのものと比べて立体的かつ肉厚だったことでしょうか。
ここらへんは実際に触ることが出来ないのでカンでもあります。
数あるSELLEのサドルの中で最終的にEXTRAかTRKを選ぶか迷ったのですが、最後は独断と偏見でカタチがEXTRAのほうがスマートであるのでEXTRAに決定しました。
カタチはご覧のようにかなりボリューミーで立体的。
座面廻りは大きく湾曲しております。
ここらへんは何か有機的と言うか妖艶なラインで形成されており少なくとも外見上では所有欲を満たしてくれるルックスをしております。
平面にはSELLE SMPのプレートが設置されています。
イタリア製だけに粋な計らいです。
座った時に平らだと尻は点で支持する事になり痛みの発生につながりますが、座面が湾曲していることによって尻との接点がカーブを描いた座面にフィットすることにより点では無く面で支えることになり痛みの軽減につながりそうです。
EXTRAはロード用としてチェックが入ってます。
まあロード用でもコンペタイプというよりも限りなくコンフォートタイプであるかと思われます。
100%ハンドメイドイタリーという今までに見たことがないほど自信に満ちた文言。
100%イタリア製だとしても6,800円位ですから決して安くは無いですが、これ位の価格でイタリア製をチョイスできるなんて素晴らしいと思います。
実際造りを見てみても縫製で処理されている部分は一つもなく、シームレスな圧着方式で全面固定されており、耐久性の高さがうかがえます。
今までのサドルとの比較
あらゆる点でSELLE SMPが中華サドルを凌駕しています。
中華サドルはクッションが柔らかいものの、厚みが無い為底付きするような感覚です。
また平坦であるが故にポジションもうまく定まりません。
その点SELLE SMPは湾曲している部分にうまくホールドしてくれポジションが一発で決まります。
中華サドル、RL1純正、SELLE SMP EXTRA。
座面の柔らかさで言うと中華<<EXTRA<<RL1純正こんなイメージです。
しかしSELLE SMP EXTRAのクッションはコシがある感じで底付くカンジはありません。
またセンター部分の大きな溝が、いわゆる男性のシンボル部分のエスケープエリアとして有効に機能します。
中華、RL1純正は溝が無い、或いは機能していない為長時間乗るとしびれてきます。
何度か乗った感じのインプレッション
時間が取れなくて距離にしてそれほど乗れているわけでは無いですが、ちょこっと乗った感じの感触だと良好です。
まず座った感じですがセンターに穴が開いているというより、2本の棒状のものに座っているという感覚が近いです。
かなり2本は間隔が空いているというカンジです。
座り心地ですが指で押した感じは結構柔らかいのですが、実際に座ってみるとそんなに柔らかいイメージは無くてソリッドな乗り心地です。
イメージとしては低反発クッションのような感じでしょうか。
フカフカしているというより、尻にフィットしてその形状を維持する。
というような感覚です。
痛みに関してはまだ30㎞以上試したことが無いのでこれ以上の距離については未知ですが、30㎞程度だと全く痛みは感じません。
ポジションについては、今までのサドルとほぼ変わらない位置にセットしましたが、最初のうちは違和感が強かったです。
がしばらく乗っているうちに尻が湾曲部にうまく誘導されるような感覚で座りが安定し、カチっとポジションが決まりました。
このカチッとくる感覚は不思議な感覚です。
今回このSELLE SMP EXTRAサドルを購入してみて結果的に大満足でした。
サドルとしては安い部類には入ると思うのですが、金額的には決して安くはないと思うので心配しましたがここらへんも満足が得られるものでした。
もし尻が痛い、しびれるといった悩みでサイクリングがうまく行かないとお悩みの方は是非SELLEのサドルを検討してみては如何でしょうか。